皆さんは、万が一のパソコン障害に備えてのバックアップは実施していますか?
今日はバックアップを実施しているかどうかではなく、バックアップをどうやっているかについて見てみたいと思います。
中には、ひとつのバックアップでは不安なので複数の媒体に行っていると言う方もいます。
もちろんダメとは言いませんが、重要なのはそのバックアップが万が一の場合に役立つバックアップかどうか?そして直ぐに取り出せる状態にあるかが重要です。
もしDVDなどの媒体にバックアップをしている場合を想定すると、バックアップのタイミングも関係しますが、どんどんDVDが増えていませんか?
保存する場所もそうですが、いつのバックアップがどこに収納されているかが直ぐに分かるようになっているでしょうか?
そして、そのバックアップは古くなっていませんか?
月1回バックアップを取っていると言う方もいるようですが、仮にトラブルが発生したとして、1ヶ月以上前のデータはどのくらい役に立ちますか?
バックアップは、バックアップを取る媒体とバックアップのスケジュールが結構重要だと言うことは分かっていただけると思いますが、「いつトラブルがあっても少なくとも一日前、出来るなら直前に戻したい」というのが本心ではないでしょうか?
では、その本心に近いバック方法を考えなければなりません。
複数の媒体にバックアップを取る事より、タイムリーにバックアップを取ると言う事の方が効果的ですね。
外付けのハードディスクに、ファイルやフォルダが変更されたら直ぐにバックアップを実行するとか、クラウド上にリアルタイムにバックアップを取るとかというのが友好的ですね。
サーバのようにミラーリングと行って、同じ内容のデータを二つのディスク上に保存するという方法もあります。
皆さんの今のバックアップ方法をもう一度見直してみてはいかがですか?
・今トラブルになった場合、有効なバックアップデータがあるかどうか?
・そのデータは直ぐに取り出せる状態にあるかどうか?
この2点をチェックしてみて下さい。
もし、いずれかが問題なら見直す必要があります。
役に立たないバックアップデータは、単に気休めにバックアップをしているだけで、役に立ってくれません。
次の機会に理想的なバックアップ方法について考えてみようと思います。