:キーボードを見ないで入力している人を見ると格好いいなと思います。どうしたらキーボードを見ないで入力できるようになりますか。
:キーボードを見ないで入力することを「タッチタイピング」といいます。
これは、格好いいだけではなく、入力作業の疲れが軽減できたりする効果もあります。
つまり、通常なら原稿を見てキーボードを見て、画面で確認するのですが、タッチタイピングの場合は、原稿を見ながら入力するので、入力後まとめて画面で確認ができます。
キーボードを見る作業が減りますので、目の疲れがかなり軽減されます。
原稿がない場合などは、入力されている画面の文字だけを確認するだけなので効率的です。
また、入力の早さはかなり早くなります。
さて、そのタッチタイピングの方法ですが、タッチタイピングを身につけるソフトなども用意されており、無償のものから有償のものまであります。
ここでは、タッチタイピングを身につける上で基本になることを記しておきます。
1.「身につくまで根気強く練習する。あきらめない」という事を誓って下さい。
2.「ホームポジション」を厳守
決められた場所に指を置き、指の移動する感覚を身につけます。そのためには基本となるホームポジションに指を置いてからどのくらいの移動をすると目的にキーが打てるかを繰り返し正しく打てるまで練習します。
それぞれの指には担当するキーが決まっています。それぞれの指が担当するキーが正確に打てるまでしっかりと覚えます。
3.キーボードは一切見ない
最初は間違えても、正しいキーを押せるまで何回も練習を繰り返し、キーボードは一切見ないようにします。何回も言いますがキーの位置を覚えることです。
覚えると言っても頭で覚えるのではなく、指に覚えさせて下さい。
4.完全にマスターするまで毎日練習
一日10分程度でいいので、毎日練習することです。
【ホームポジション】とは
図のようにキーボードを使って入力する場合に左手、右手そしてそれぞれの指が担当するキーが決まっています。
そのキーボード上に最初に指を置くキーも決まっており、そのキーに指を置くことをホームポジションと言います。
キーボーをよく見ると「F]と「J」のキーにちょっとした出っ張りがありませんか。
左手は出っ張りのある「F」に人差し指を置き、順番に小指までを置きます。
つまり「F」「D」「S」「A」と指が置かれます。
右手は出っ張りのある「J」に人差し指を置き、順番に小指までを置きます。
つまり、「J」「K」「L」「+」と指が置かれます。
これがホームポジションと言われるものです。
まずは、このホームポジションキーをしっかりと覚え、それぞれの指が担当するキーをホームキーから移動する感覚で覚えていきます。
まず、人差し指を覚え、中指・薬指・小指と覚えます。
それぞれの指の担当キーが覚えられたら、ホームキーの上段のキー、下段のキーと複合して練習をしていきます。
最初から難しい言葉の入力はしないで、少しずつ、確実に覚えて下さい。
早くかっこよく打ちたいと思わず、正確さを重視して下さい。
練習には、「メモ帳」などを利用するといいですよ。