:家電量販店にデジタルカメラ用のSDカードを買いにいったら、いろんな種類があってどれにしたらいいのか迷ってしまいました。形は一緒なのにどうしていろんな種類があるのですか。
:同じSDカードでも、まずロゴの違いに気づきますね。
「SD」「SDHC」「SDXC」と現在3種類があります。
基本的には容量によって名称が分かれているのですが、それぞれの種類に対応した機器でないと使えないので注意が必要です。
では、それぞれ3種類を比べてみます。
●SDカード
容量が128MBから2GBまでのSDカード
「SD」「SDHC」「SDXC」に対応しているデジカメやパソコンであれば使えます。
1200万画素のデジカメの場合、容量が2GBなら約480枚(1枚約3.8MB)が保存可能
●SDHCカード
容量が2GBから32GBまでのSDカード
「SDHC」「SDXC」に対応しているデジカメやパソコンで使えます。
SDにしか対応していない機種では使うことができません。
1200万画素のデジカメの場合、容量が32GBなら約7,760枚(1枚約3.8MB)が保存可能
●SDXCカード
容量が32GBから2TBまでのSDカード
「SDXC」に対応しているデジカメやパソコンで使えます。
SDやSDHCにしか対応していない機種では使えません。
1200万画素のデジカメの場合、容量が64GBなら約1万5,520枚(1枚約3.8MB)が保存可能
と、以上のように容量で呼称が変わっています。
参考までに、SDカードにはもう一つある種類を表すものが表示されています。
〇で囲まれた数字です。
②とか④とか⑥とか⑩とか書いてある数字、これはカードの「最低転送速度」を表示したマークで「LCASS(クラス)」と呼ばれるものです。
最低でも、表示されている数値の速度で(単位はMB/秒)でデジカメからカードへデータが転送できるということを表しています。
CLASS②となっていれば2MB/秒
CLASS④となっていれば4MB/秒
CLASS⑥となっていれば6MB/秒
CLASS⑩となっていれば10MB/秒
と言うことになります。
動画などを撮る場合は、転送速度の速いタイプを選ばないと撮影・再生がスムーズにできない場合があるので注意が必要です。
では、どうやってSDカードを選べば良いかというと
1.どれくらいの容量を保存するかで容量を決定します。
2.使用する機器はどのカート種別が対応しているかを決めます。
3.動画の撮影等に使用する場合は、少なくともCLASS⑥、できればclass⑩を選択します。
安いければいい、高ければ高機能という分けではありません。
購入する際は上記の事をよく考慮してご購入下さい。