:クッキーって利用履歴や入力内容をブラウザとサーバ間で送受信されると聞きました。いろいろとページを閲覧している内容などわかってしまうのですか?
:Webサイトの提供者が、Webブラウザを通じて閲覧者のコンピュータに一時的にデータを書き込んで保存させるしくみをクッキー(Cookie)と言います。
クッキーにはユーザに関する情報や最後にサイトを訪れた日時、そのサイトの訪問回数などを記録しておくことができます。
また、Webサイトにログインするときユーザー名とパスワードが必要な場合がありますが、この場合にクッキーが有効になっていると、入力したユーザー名とパスワードがクッキーに保存され、2回目以降は、入力せずにホームページを見ることができます。
このように一度訪れたサイトの情報が書き込まれている事で、同じサイトを訪れる時には前回の訪問情報を受け渡ししてくれることで時間短縮が可能です。
1つのクッキーには4096バイトのデータを記録でき、最大で300のクッキーが保存できます。
また、1台のサーバが同じコンピュータに対して発行できるクッキーの数は20個に制限されています。
クッキーにはそれぞれ有効期限を設定することができ、有効期限を過ぎたクッキーは消滅します。
ただ、今注目を浴びているのは、閲覧者のパソコンに保存されたクッキー情報によって、閲覧者ごとのページの表示を変えたりすることができることです。
通常はプライバシー保護のために、そのWebサイトのサーバが送受信したクッキーのみを送信するので、すべてのクッキーがいろんなサーバから情報を取得されることはないのでプライバシーは守られます。
今後注目しなければならないのが、GoogleやYahoo!などの検索状況でどういったことに興味を持っているのかとか、Amazonや楽天などで検索している商品でその人の嗜好が予測され、広告が表示されるという仕組みがあると言うことです。
多くの人はすでに感じているかと思いますが、ページの広告スペースに、以前に検索した商品などがやたらと表示されていませんか?
これがクッキーがなせる技です。
不安でしたら、クッキーは無効にもできますが、利便性との兼ね合いで決めてはいかがでしょうか。